お仕事最終日、トムトムと。


 10月31日は刻々と近づいているのに、

 あたしは 相も変わらず、


 現実味を帯びない日々に、

 ただ流されて、

 いつものようにお仕事するのです。


 だけど、

 トムトムは現実をヒシヒシと感じ、

 それを受け止めていて、

 
 あたしは彼女の言葉を聞きながら、

 お仕事に向かい、帰宅する、

 そんな最終1週間。
 
  20071108161531.jpg 感謝の気持ちを込めて。
  
 失敗したタルトも食べてくれる、

 優しいスタッフ達。

 
 最終日は、忙しくて、

 シミジミする暇なんてなかった。
 
 老人ホームから来院したお婆さん二人と、

 CT室で格闘してたら、終わった。

 みたいな。


 でも、次の仕事は婦人科で、

 クリニック柄、若い女性が多いみたいだから、

 あぁやって、歳を取った方と触れ合う機会も少なくなる予定。

 そう考えると、なんだか寂しい。。

 

 最後のお仕事が終わっても、

 いつものようにクリニックを出て、

 いつものように、商店街を通り、

 いつものように、電車を待つ。

 いつものように、隣にトムトムがいて、

 いつもと同じ。

 
 トムトムが『よく頑張ったね』って、

 ヨシヨシしてくれた。

 ちょっと泣きそうになったけど、
 
 ガマンして、

 『そんな感じしなぁい』って言ってみた。


 あたしは、
 
 トムトムのように
 
 気の聞いた言葉をかけてあげられなくて。

 
 1年。

 本当にお世話になりました。

 何があっても、自分の意見を言ってくれた。

 間違ってることは、間違ってると言ってくれて、

 共感できることは、ちゃんと共感してくれた。
 
 自分に嘘をつけないその性格、

 あたしにないものを持ってるから、
 
 あたしは尊敬してたよ。

 ありがとね、トムちゃん☆


 
 そんな気持ち、言えたらいいんだけど、

 恥かしいから、ここに書いとくから。

 たぶん読んでくれるよね。



 
 そんな気持ちのまま、

 トムトムと、ピザ屋さんへ行った。 

 20071108161929.jpg


 あたしは、また明日クリニックに仕事をしに行く感じが抜けない。
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ふたりのお財布♪


 月々それぞれ2万円。
 20071028000359.jpg このお財布に入れるの。

 この中のお金でふたりのデートをする。
 

 
 デート代、
 知らない間にけっこう使ってて、

 けっこうキツかったりして。

 
 付き合うってのが、
 チュンチュンだけだったら、

 デートでもいっぱいお金を使えるんだけど、

 友達少ないけど、あたしにもいるから、

 交友費っていうのは、けっこう馬鹿にならないんだ。


 定期預金を崩してから、
 お金ににょきにょき羽が生えて飛んでってる。

 
 チュンチュンとは、
 お金をかけないデートをしていく

 それを承諾してくれた彼にも感謝しなくちゃだし、

 あたしのプライベートでも極力節約しなくちゃいけない。

 
 ふたりで探したお財布。
 

 今日は台風が近づいていて、
 外は雨。

 そんな中、チュンチュンが1時間寝坊しながらも、
 自宅に来てくれた。

 microSDカードかなんかの調子が悪いのと、
 メッセンジャーの登録をしてくれた。

 ふたりでお昼にパンを食べて、
 旅行で買ったネギポテチを食べた。


 雨風の強い外。

 だけど、
 映画のチケット予約してくれてるから行くの、
 
 映画を観に行くの

 
 予約してなかったら、
 今日会うのもなしになってたかもね(笑)

 なんて、お互い思ってたりして


 今回の映画は、『スターダスト
 http://www.stardustmovie.jp/top.html

 かなり面白かった

 現実には起こりえないようなファンタジーチックな感じ、
 あたしはとっても好き☆


 外は真っ暗。
 
 ラケルにて、オムライスを食べて、

 ふたりのサイフにお金を、
 チュンチュンがまず先に入れてくれた。

 あたしはお給料が入る5日に入れることにした。

 
 ふたり共同のものが出来て嬉しい

 
 台風だからって、
 チュンチュンは早く帰って行った。

 
 来週もお仕事頑張ろうと思えるので不思議。

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我がクリニック


 世間のクリニックでは助手の正社員はなかなか雇わない。
 雇ったとしても、賃金が低い。
 
 そんな中、やっと見つけたの。

 希望していた
 『クリニックでの看護助手の正社員』。
 
 
 それが去年の夏。
 受かった時、すごく嬉しかった。
 『あたしも、これで人並みになったかな』ってね。


 ナースの手伝いと言っても、
 初めは助手としてどこまで手を出したらいいのか分からなくて、
 何の仕事をすればいいのか分からなくって、

 ナースには引け目を感じていた。

 だからと言って、あたしにしかできないことは何もなくて、
 意味のない雑用ばかりやっていた気がする。

 お給料だって、もらいすぎだと思っていた。
 
 こんなに何もできないあたし。
 申し訳ない気持ちでいっぱいだったことを思い出す。

 ましてや、開院のオープニングスタッフの一員。

 患者さんも初めは少ないのに、
 スタッフは溢れていた。

 やることがないのだ。

 それでも辞めるわけにはいかない。
 
 
 やっと見つけたお仕事。
 
 ありがたく働くしかないの。


 そうやって、ようやく半年経った、
 今年4月。

 赤字続きのクリニックは、人員削減をおこなって、
 パートのナースさんが首になったり、辞めたりで、

 ここ3〜4ヶ月はスタッフが急激に減ってしまっていた。


 仕事の内容としては、
 スタッフが減った分、

 備品の管理やら何やらの雑用は相変わらずやったが、
 それ以外にもあたしはやることが増えて、
 
 ドクターの処置の介助で、
 包交車の前に立って、
 ドクターが次に何を必要としているのか感がえて
 イソジンの染み込んだ綿球や軟膏、ガーゼ等をドクターに渡したり、
 包帯を巻いたり、

 お薬も当たり前に作らせてくれるようになった。

 患者さんへお薬を渡すのも、
 思い返せばあたしの仕事内容の範囲外であったけど、
 それも当たり前にさせてくれるようになっていたの。

 レントゲンやCTの入力に位置合わせやプリントも覚えて、
 内視鏡は、鉗子(細胞をつまむもの)をドクターに渡して
 つまんだ細胞を所定のところに移してホルマリンに漬けたり、 
 内視鏡の洗浄の仕方もマスターした。 

 時には電話をとって、受付の応対もした。

 医療行為意外は、何でもやらせてもらったの。

  
 クリニックには感謝してたんだ。
 
 あたしでも必要としてくれることがとっても嬉しかった。

 だから、ナースに引け目を感じながらも、
 それに負けないようにお仕事しようと思ったし、
 もらってるお給料に見合ったお仕事しないといけないと思ってた。
 
 
 ゴタゴタしてても、辞めたいとは言わなかったし、
 言ってはいけないと思ってた。
 
 働く場を与えてくれているだけであたしには十分で、
 首になるまでは働こうと思っていたの。


 開院当初と比べたら、
 患者さんは少しずつでも増えてきてたんだ。

 定期的にお薬をもらいにくる患者さんだっている。

 
 でも、
 開院して1年のクリニックはまだ赤字。



 クリニックを統括する医療法人。

 その医療法人を経営するのは、パチンコやの社長。

 この事実は開院当初から不信に思っていたけどね。


 この医療法人は、
 ウチのクリニックの他に、2つのクリニックもやってるの。

 クリニックA:老人ホームの隣に位置する往診のみ(?)のクリニック。
 クリニックB:老人ホームへの往診と外来を行なうクリニック。
        だが、外来ほぼゼロに近い。
 クリニックC:我がクリニック。外来のみのクリニック。

 
 『往診』は儲かるんだって。

 医療法人は、ほぼ、それこそ8割がたを、
 この『往診』からの報酬が利益となっていたの。

 我がクリニックの赤字の赤の部分も、
 この利益が補ってくれていて、
 ここまでやってこれていた、というのが現状。


 だけど、ここにきて、
 この『往診』先の老人ホームの経営者が代わり、
 我が医療法人は退去せざるを得ない状態になったようで。

 その老人ホームというのは、
 『コム○ン系列』の老人ホームで、

 今回、『ニチ○学館』が買い取ったことで、
 我がクリニックは不当に契約を切られたそう。

 
 8割がたの収入がなくなった医療法人。
 
  
 我がクリニックは、

 年中無休の

 早番:9時〜6時
 遅番:13時半〜22時半

 で回しているのだが、
 それではスタッフが重なってしまうため、

 年中無休はそのままで、
 時間を縮小して、朝9時〜19時に縮小すると。

 そう伝えられたのは、
 今月9日。

 『休みの人でも出てきてくれ』という上司。

 休みのスタッフは、あたしを含めて3人。

 休みの人から面接をするというので、
 特に予定もなかったあたしは面接は3番目になった。

 一番最初は、お仕事が出来るナース。
 
 30分くらいして戻ってきた彼女の口から、
 『ナース1人、事務1人でやっていくって言われた』と聞いた。

 『あぁ、あたしはいらないってことか』って、
 そのときに分かった。

 平常心を装う。

 しかし、あたしの気持ちは置いておいても、
 時間を縮小してもクリニックをナース1人でまわすことは不可能。


 初めに述べたが、上司は所詮パチンコ屋。

 医療のことは全くと言っていいほど分かっていない。

 ましてや、患者さんがいる時間に様子をみにくることもない。

 現状を理解していないバカな上司には、
 1年の間に見くびられることが多々あったが、

 今回は、診療時間の縮小と人員削減というとても大切なこと。

 そんな大切なことを決める前に、
 数字だけでなく、現状を見る・知る必要があるはずなのに、

 言ってしまえば、
 そんな『簡単なこと』すらしようとしないバカ。

 
 『井之上さんには申し訳ないけど、そういうわけだから。』

 さっきナースに聞きましたから。
 はぁ…で?他に何か言うことないんですか?って感じだった。
 
 
 面接の時に言ってやった。

 『あたしが残りたいとか残りたくないとか、
 そんなことは抜きにして、ナース1人では絶対にまわりませんよ。』

 『1回でも現状を見に来てくださいよ。』

 『現状を見にもこない。何も知らない状態なのに、
 上であぁだこぉだ言って議論したって駄目ですよ』と。

 
 話していて分かった。
 
 あたしがどんな仕事をしているのか、
 全く分かっていないということが。

 ただ、同じ規模のその辺のクリニックは
 『ナース1人、事務1人』でまわしてるということだけで、
 決まったようである。


 単細胞。
 
 変わらない上の奴ら。


 もうあんたたちにはウンザリです。


 『悪いけど井之上さんには?』

 そんなもん、こっちから願い下げだ。

 
 事務さんは3人とも辞めるといって、

 1人は面接のその場で、
 二人は面接後、2〜3日で辞表を出した。

 
 あたしも辞めようと思ったが、
 面接の時に、
 新しくパチンコ屋が作る『デイサービス』には興味ないか?
 と、聞かれたのが足を止めていた。

 ウンザリする気持ちはあったが、
 ここを辞めても、
 また仕事を見つけるのに苦労するのは目に見えていて、
 そのことが引き止めていたの。

 そんな中、
 『1人では絶対まわせない』と
 仕事の出来るナースも面接の時に言った様子で、
 
 『今、上を説得してるから、井之上さんには残ってほしい』
 と言われたの。
 
 実はナースはもう1人いるのだけど、
 あまり仕事が出来ない人で、
 仕事のできるナースは、
 その仕事の出来ないナースを
 どうにか辞めさせたいと考えているようであった。

 あたしを評価してくれているのは素直に嬉しいことで、
 1日だけ考えさせてもらったけど、

 やっぱり、この出来事をいいきっかけとして、
 不安定なところにいるよりは、
 他にいいところを一生懸命探した方がいいと決断したの。

 第一、上司から『あなたは必要ない』と言われたんだもの。
 勝手に残っているわけにはいかないでしょう。


 12日、金曜日、
 あたしは辞表を出した。

 
 本当は悔しい。

 悔しくて泣きたい。

 やっと
 『自分もこのクリニックにいてもいいのかな』と
 思え始めたときだったんだもの。

 こちらから願い下げの経営方針の会社でも、
 『あなたは必要ない』と言われることは、
 とてもとても悔しいことだ。

 
 でも、
 辞表を出したら、何かすっきりしたのは確か。

 『スタッフのみんなと仕事ができなくなるのは淋しいけど、
 バカな上司に振り回される必要がなくなることは、
 自分にとってはプラスになるはず』と思えた。

 求人を覗いてみても、
 このクリニックより条件がいいものが沢山あって、
 少しだけ希望が湧いたりもしていたの。

 
 15日、月曜日、
 辞表を出してから初めて院長先生に会うので、
 報告と挨拶をした。

 『いろいろ迷惑をかけてすみません』って言ってた。
 
 『井之上さんの仕事振りは、
 上の人も買ってはいるんだよ。ボクもそうだし。』
 
 『ただ、準看の資格でもあればねぇって話に行き着くんだ』


 嬉しいことを聞いた。
 
 だけどやっぱり、世の中『資格』なのだ。

 看護学校を途中で辞めたといっても、
 そんなものは学歴には入らない。


 院長先生は更にこう言った。

 『こんなところ、辞めた方がいいかもしれない』と。

 院長先生は、いわゆる雇われ院長。
 
 かき乱されているクリニックの長ではあるが、
 経営者は上の人たち。

 最近ではストレスでか、
 帯状疱疹まで出来て体調を崩していた。

 『ボクも辞めたいです。』
 『でも立場上簡単にやめることが出来ないので頑張りますが、
 長居はするつもりありません。』と。

 
 院長先生は、
 人を引き連れて経営をバンバンやるタイプではない感じではないが、
 
 それでも、患者さんの話はよく聞いてくれる良いドクターだと思う。

 
 あたしの立場から言うのもなんだが、
 院長先生のことは気の毒で仕方がない。


 あたしも院長先生と共に、
 患者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

 『夜の診療があるから助かります』
 と言ってくださる患者さんも中にはいるし、

 年中無休と、それが売りでやっていたクリニック。

 11月1日から診療時間を縮小するというが、
 11月まで残り半月での決定。
 
 常識ではありえないでしょう。

 それでも、伝えられる患者さんには、
 『11月から診療時間が変わります。
 急なことでご迷惑をかけます。』と伝え、

 電話で案内した患者さんだっている。

 
 しかし、事態は急変。

 15日、月曜日。
 
 雇われているワンマンドクターが、
 『無償でいいから夜間の診療をする』と言い出したのだ。

 そりゃぁ、夜間の診療はあたしだってやった方が、
 患者さんのためにもクリニックのためにもいいと思う。

 だけど、
 もう決まったこと。

 診療時間の縮小の張り紙だってしたところなのに、

 あのドクターはそんなことを提案してきた。

 
 ドクターは無償でも、
 ドクターひとりで診療をすることは実際無理な話で、

 そのドクターはあたしに残って欲しいと頼んできた。

 『でも、あたし辞表出しましたから』って言ったけど、
 
 『そんなの関係ねぇんだよ』と。

 こんなところも傲慢。

 そのドクターもちゃんと患者さんのことも想って、
 そういった提案をしてきたんだとは思う。

 あたしもその点のみを考えると、
 夜間の診療はやった方がいいと思っていたから、
 『考えておきます』とだけ伝えた。

 9日に伝えられた診療時間の縮小。
 それぞれが今後の自分の見の降りを考えて出した辞表。

 今更…って思ったのも事実。

 
 そして、もう一つの事実は、
 そのワンマンなドクターには周りのスタッフも嫌がっていて、
 付いていこうとするスタッフはいなかったってこと。

 あたし自身、
 そのドクターのワンマン振りには苦笑い状態で、
 最近なんて、その傲慢振りに拍車がかかっていた。

 仕事の出来ないナースと激突して、
 そのナースに、
 とうとう言ってはいけないことを言ってしまったのだ。

 あたしはそれを聞いて、
 『もう駄目』だなって思った。

 そのナースにももちろん駄目な部分はたくさんあって、
 他のスタッフからも煙たがられていたのも事実。

 あたしもその仕事振りをみて、
 イライラすることもたくさんあった。

  
 ようするに、
 ドクターもナースもそれぞれ悪いところがあったってこと。

 
 結果、
 ナースは解雇、ドクターは無償で夜間診療をすることになった。

 辞めたはずの3人の事務のうち2人は引継ぎのために、
 少しの間クリニックに残ることになった。

 だけど、それはそのワンマンドクターの診療外で。

 ナースは仕事の出来るナースと、
 クリニックBのナースがウチのクリニックの常勤になり、
 今までのパートと、クリニックBのお手伝いにより、
 
 クリニックをまわすことになった。

 だけど、ナースもワンマンドクターの診察には付かない。


 誰がワンマンなドクターと一緒に仕事をするかというと、
  
 ワンマンドクターの診療の事務は派遣でまかなうという。

 
 この最終方針が決定したのはつい最近。

 
 派遣の人はくるのだろうか。
 
 きたとしても1人勤務。
 
 なのに、事務の仕事も、助手の仕事もすることになる。

 すごく頑張り屋な人でも続けるのは大変だと思う。

 ましてや、引き次の時間もないし、
 かっても分からない状態で、

 忙しいときたたら。。。

 こんなことまで考えて診療を夜間までやると決めたのか?

 疑問だ。

 
 と、こんな風に、怒りを覚えることがありすぎて、
 この怒りをどこにぶつけていいのかも分からない。

 
 あたしの中では、
 どこか一歩引いた目でみている自分がいる。

 もう辞めると決まっているからかな。


 考えるのは、患者さんと、残るスタッフのことだけ。

 
 辞めた後でも、

 院長先生のときの診察は時々顔を出そうと思える。
 
 そこだけは、救いである。



 実に不安定なクリニックになっている中で、

 あたしに何ができる?

 あと4日。
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ロコモコ屋さん


 郵便局に行ったときに見つけたお店。

 外に出てるブラックボードに『ロコモコ』の文字を見て、
 テンションが上がった。

 ふと、思い出して行ってみたの
 
 中は、夜は飲み屋さんか何かをやっているのではないか?
 な雰囲気(笑)

 だけど、あたし好みの音楽がかかり、
 装飾もアジアン?チックな感じで、
SABO.jpg キライではない。


 ロコモコは、
 20071028001400.jpg いつ炊いたの?みたいなご飯がだったけど、
 雑食のあたし、
 美味しくいただきました

 どう考えても、
 あのお米だけが唯一残念な点だったな。


 早番、平日5連勤

 カラダが堪えていたのかな。
 疲れがたまっていたのか、体調は最低。
 
 だけど、残り4日。

 ストレス発散した後は、
 しっかり悔いのないように働くのみ。


 それだけ。

 残り、
 できることをできるだけ一生懸命するだけ。
 
 あたしにはそんなことしかできないから。

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たいやきほお張り帰り道


 今日、辞表を出した。
 
 不条理な上司たちに、
 就いていこうとする人は、
 そうなかなかいない。

 それでも辞めずにいる人たちは、
 きっとそれぞれの理由を持っているのであろう。

 あたしはあたしの、
 自分の理由で辞めるだけ。
 
 事務の夢がすごくココロに残ることを言ってくれた。
 
 『10じゃなくても、少しでも大きく感じた方に進めばいい』と。

 
 そんな夢と、
 お仕事の帰りに、
 クリニックの近くのたいやき屋さんのたいやきを買って、

 ほお張りながら帰った。 
 20071013112252.jpg 語らう。

 夢の言う、『開放感』なんてものは、
 あたしにはコレッぽっちもないが、

 同じ気持ちなのは、

 さよならなんて、
 淋しくてどうしようもない気持ち。


 こんな風に語らいながら一緒に歩けるのは、
 今月まで。
 
 
 あたしの中で現実味を帯びてこない現実は、

 確実にココロの中で渦巻いていて、

 なんとも言えない気持ちになる。

 
 


 あたしも、本当は悔しくて泣きたいよ。

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牛角で語り合うのは。


 説明できないような絆で結ばれるのか。

 クリニックの開院から1年を過ぎて、
 こんな事態になるとは思ってもいなかった。

 語らう場所は『牛角』。
  20071012004025.jpg

 いつか、ふたりで8千円くらい食べたことがある。

 お酒なんて飲んでいないのに、
 
 気も遣わずにゲラゲラ笑って、

 普通は話せないような内容でも話せちゃう。


 お仕事がバラバラになるという事実は、
 
 何となくココロでは理解できるけれど、

 まだ、どうしても実感が湧かない。

 1ヶ月後も一緒にお仕事して、
 
 一緒にご飯食べて、
 
 一緒に帰ったりして、

 そんな日々が続いているような気がしている。

 
 まだ、後何日かは、そんな現実から目をそらしていたい。


 その現実がやっと目の前に見えたときに、
 
 お互いの向上と幸せを祈って、

 頑張ろうと誓い合うんだ。

 
 ねっ、それまでは、楽しくお仕事しよ。

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職に就いたり、辞めさせられたり、辞めたり。


 看護学校を辞めてから、
 世の中がそんなに甘くないことをあたしは知ったの。
 
 バイトではダメだという両親。
 説得されるがまま、あたしは正社員で職を探すけど、
 ことごとく落ちる。

 飽きるほど、
 …もう『飽きる』という表現では間に合わないくらい、
 求人をあさる毎日。

 両親からはプレッシャーになることばかり言われる。

 というか、仕事がみつからずにいる自分が嫌だったから、
 両親の言葉に敏感に反応していたのだろうと、
 今振り返ってそう思うのだけども。

 
 探す求人は、全て医療系。
 
 看護学校を辞めた手前、『病院で働く』なんて言えず、
 自分でも病院で働くことが『ただ学校から逃げただけ』という
 証拠にしたくなかったのではないかと思う。

 でも、あたしはやっぱり患者さんと関わる仕事がしたかったの。

 この矛盾した気持ち、
 やっぱり学校から逃げただけなのかもしれないな。
 
 あたしは、
 とりあえず求人がたくさん出ている『歯科助手』を探して、
 面接を受けてみたけど、
 意外と受容があるようで、経験者重視で落とされてしまう。
 
 経験はないけど、勉強はしてみようと、
 通信で勉強してみたけど、
 やっぱり動機が不純で、歯科に興味がないことに気づいたんだ。

 患者さんは患者さんだからって、
 あたしは自分で納得させようと思っただけ。

 
 結局、精神科病棟の看護助手で働いたんだけど、
 『あたしはやっぱり患者さんと関わる仕事がしたいんだ』って、
 そう実感したことを思い出す。

 今のクリニックでも、大変なこともあるし、嫌なこともあるし、
 でも、患者さんと関わる仕事があたしのしたいことなんだって、
 ここでも実感してたんだ。

 
 でも今日、
 社長と理事長と事務局長…その他3名と、院長、
 それにスタッフ全員で話し合いが行なわれたの。

 『休みの人も、よっぽどの事がない限りは出てきてください』とのことで、
 あたしはその休みの人だったけど、行ったんだ、クリニックに。

 
 予想はしてたの。

 全ては、元コム○ンがやっていた老人ホームに往診に行っていた、
 うちの系列クリニックが契約を切られてしまったことが原因。

 コム○ンはニ○イに買い取られたためらしいが、
 突然で上の人たちも焦っただろうな。
 

 開院して一年のうちのクリニックは、
 まだ不安定で、赤字。
 
 その赤字を埋めてくれていたのが、
 系列のクリニックだったのだけど、
 その系列クリニックの収入源、約8割がその老人ホームからだったから、
 それは痛い。
 
 
 『潰れるかもね』っていう噂みたいなものはあったし、
 『話し合いがあるから』と言われて、ちょっとは頭によぎったけど、

 実際、こんなことになると。。。


 
 クリニックは残すが、人員削減をするとのこと。



 今日、一人ずつ面接をしたのだが、
 『今後は、ナース1人、事務1人でやっていくつもりです』
 『なので、イノウエさんには本当に申し訳ないんだけど…』
 だって。


 あぁ、あたしはもう用無しか。

 上司はある意味他人で、
 そんな人からそんなことを言われるなんて、
 悲しいのなんのって。

 悔しくて泣きたくなる。

 
 だいたい、医療関係を知らない上の人たちが、
 あぁだこぉだ言ってたって、
 現場を知らないのに、よく『ナース1人、事務1人』なんて言えるよな。

 院内処方でお薬を出してるのに、

 胃カメラや大腸カメラが入ったら、
 検査が終わったあとの洗浄は誰がやるの?
 その間に患者さんを回したって、薬は誰がつくるの?
 
 レントゲンやCTをやることになったら、誰が準備するの?
 
 検診やドックが入ったら誰が進めるの?

 子どもが来たら、水薬だって、薬の分包だってしないといけない。
 

 一体誰がやるんだい?

 
 一回観に来ればいい。

 管理する人たちは、数字が大切だと思ってるのはわかる。
 だけど、現場を知ってくれないと、

 人員削減したところで、患者さんを待たすことに繋がるし、
 そういう上に付いてくスタッフがいるだろうか?
 
 人を切るということの前に、
 もっとすることがあるとあたしは思う。

 『自分が辞めなくちゃいけなくなる』ということの前に、
 現状をしっかり観てから計画を進めることをしない上に対して、
 あたしはとても悔しい気持ちになる。
 
 苦やし泣きってこれのことだろう。



 それが社会なの?

 あたしが知らないだけ?

 目を瞑るところ??


 
 面接で、
 『ナース1人ではやっていけないと思いますが』言ってみたら、
 
 『さっき面接したナースからも言われた』と上司。

 1人では回らないという理由を言うと、
 上司は『そうか…』と考えている様子。


 『1人っていうのは本決まりなんですか?』と聞くと、
 
 『いや、面接をしてこれから決める』と。

 『11月から時間の縮小をするって言ってましたけど、
 もう1ヶ月切ってますよね?
 そうなると、あたしはどうなるんですか?』と聞くと、

 『今、上の見解としては、
 11月から時間の縮小と人員削減をしようと思っているけど、
 もう時間がないからねぇ。。』と。

 煮え切らない。

 結局まだはっきり決まってないの??

 
 上司は
 『イノウエさんはデイサービスは興味ない?』と切り出した。

 上の関連会社が始めるデイになら、今と同じ条件で働けると。
 


 イライラした。

 
 もう決めるなら早く決めてほしい。

 煮え切らない。

 いつもこうだ。

 はっきりしない。



 今回ばかりは、
 あたしだって中途半端な上の対応にイライラ。

 

 
 『話し合いに出て、そのあとプール行こう♪』
 と思っていたクリニックに着く前の気持ちとは真逆な気持ちで
 クリニックを出た。


 色々考えていたら悔しくて泣きそうになった。
 プールなんて行ってる場合ではない。

 水着を入れた袋にフリーの求人を4冊と、
 途中、求人雑誌を買って入れた。

 
 
 
 遅番手当ても減ると、マイナス2万に、
 今まで通りのボーナス無し。

 はっきりしない上司。

 いいところを見出せない。

  


 
 辞めてしまおうか。


 
 

 家に帰って求人を眺めてみたの。

 今度は『医療系』に限定せずに、全てに目を通したの。

 どこもかしこも、うちのクリニックに比べたら条件が良くて、
 
 ちょっと笑えた。

 

 医療系にこだわらずに、
 『いーな』と思う求人をピックアップしてみたら、

 『看護助手』
 『歯科助手兼事務』
 『エステティシャン』
 『フェイシャリスト』
 『化粧品の販売員』

 
 どうやら、あたしは人に直接何かをしたいようだ。

 人のためにならない仕事なんてないと思うけど、

 直接その人との関係が築けたら、すごく素敵なことだと思う。


 子どもに関わる仕事がしたいのは山々だが、
 やはり、資格がないと正社員は難しい。

 子どもは、自分の子どもでガマンしようか。
 この想いを自分の子どもに与えて。

 

 
 
 こんな事態、
 一年前には予想しなかった。

 もし、こんな事態の時に一人だったら、
 あたしは潰れていたかな。


 面接前?後と、悲しくなる夜に声が聞けて、
 あたしは安心しました。

 優しい言葉をありがとう。

 

 あたしは自信の持てる仕事をしたいと思ってるの。
 
 模索しながらになると思うけど、
 嫌にならずに付いてきてくれるととてもありがたいてす。

 

 
 
 さぁ、また明日から仕事。

 こんなことになっていても患者さんは来院するから。

 気持ちを切り替えて。
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5.グループ内のイジメ


 女の子は何故かグループを作りたがる。
 
 それは、大の大人だってそうだ。

 何かと集まってペチャクチャお喋りが好きな人が多いように思う。

 小学生や中学生、高校生や大学生、時には社会人だって、
 お手洗いすら、友達と行きたい。

 その心理がどうなっているのか、
 女の自分でも良く分からないのだが、
 あたしもこの類いの女だっただろう。

 それは何故か自然の流れであって、
 誰に言われたからというわけではない。


 新しい学校のクラスは、
 相変わらず学級崩壊の荒れていて、
 現状は変わる気配はなかった。
 
 転校してどのくらい経った頃だっただろうか。
 
 あたしは、
 クラスの女子のグループが
 大きく二つに分かれているのに気づいた。

 
 いわゆる、
 『前に出るタイプ』と『前に出ないタイプ』。
 この二つのグループである。

 表現の仕方がこれで良いものか、よくわからないが、
 読んでくれる貴方様もきっと想像つくのではないだろうか。
 
 
 『前に出るタイプ』の女子は、
 先生に注意されるようなことをすることが好きなのだ。
 しかも先生に何を言われても物怖じしない。

 一方『前に出ないタイプ』はいつも静か。
 絵を描いたり、彼女達の周りはゆっくり時が流れる。

 男子は男子で、
 女子のその中で『俺たちは関係ない』と思っているかのように、
 その友情に青春を生きている。


 新しい小学校の登校初日、
 校長室にあたしを迎えに来た女子は、
 明らかに『前に出るタイプ』のグループだった。
 
 
 物怖じしない彼女達と一緒のグループで、
 あたしは耐えた。

 耐えなければならない理由は、
 先生に対して、学校に対しての
 非常識な言動の隣に居ないといけなかったということと、

 もう一つ。

 『前に出るタイプ』のグループの中で『イジメ』があったからだ。
 
 
 非常識なことをしたりすることは目を瞑りたかったが、
 でも、彼女達は彼女達なりに、
 グループ内では仲は良いと思っていた。

 実際に、
 うるさい毎日の中でも笑いがあるグループではあったから。

 その中であたしも一緒に笑顔でいたこともあることは嘘ではなく、
 その笑顔も決して嘘ではなかったように記憶している。


 でも、ある日、
 グループのある子が、
 同じグループ内で『イジメ』に遭うのである。

 それもある日突然。
 
 彼女が何故イジメられたのか、
 あたしは知らない。

 覚えていないだけなのか。
 
 とりあえず、イジメのターゲットは『無視』されて、
 イジメる人はイジメる子の目の前で『チクチク悪口』を言うのだ。

 イジメられる子は耐えるだけ。
 
 そんな彼女に対して、あたしは何かしてあげられたか、
 思い出そうとしても、あたしには何も記憶がない。
 
 思い起こしてただ今言えることは、
 『毎日がドキドキして、ココロが痛かった』ということ。

 あたしはココロで、『絶対悪口は言わない』と決めていた…
 とういか、
 頑なにイジメに参加はしなかった。
 
 ただ耐える。
 
 今となっては、それもイジメることになるのだろうが、
 そのときのあたしには何も出来ずにいた。
 
 彼女が泣いている場面が、
 一枚の写真のように切り取られて頭に張り付いている。
  

 そして、
 イジメのターゲットは隣の彼女へと順繰り回ってきてるのに気づいた。

 そのとき、あたしは密かに少しだけ覚悟をした気もする。
 
 
 実際にその順番が回ってきたときにそんな余裕があったかというと、
 それはもちろんなかったが。

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4.学級崩壊の環境


 『何で教科書出してんの〜?!』
 『そんなの出さなくていいんだよ〜!アハハ〜!』
 
 『えっ…』と思った瞬間、
 周りの雑音が聞こえてきた。
 
 見渡すと、
 そこは教室の中の休み時間状態。

 『チャイムが聴こえてないとかいな』
 と思ったのもつかの間、

 先生が教室に入ってきて『静かにしなさい。』と一言。

 少し威厳を感じさせる強めの言い方であるが、
 どうやらそれは教室の子ども達には通じないようだ。


 『ねぇねぇ!』
 ついさっき知り合った子が大きな声で話しかけてくる。
 
 先生の言葉は無いものとして、
 先生の存在もろとも無いものとして、
 彼女はあたしに話しかける。
  
 子ども達の授業中の休み時間は続いている。

 それにも関わらず、先生は教団に立ち、
 あたかも『静かになった』後かのように淡々と授業を始める。


 異様な光景である。
 

 『教師をなめた態度』

 その言葉に尽きる。


 福岡の小学校は、
 担任の先生が前科目を教えていたように記憶しているが、
 
 どうやらこちらの小学校は違うようだ。
 
 担任の国語の先生はヒョロッとしていて頼りなく、
 音楽の先生はおばあさんで、
 その二人は、
 生徒からなめられる対象に
 がっつりはまり込んでいるようだった。
 
 
 あたしは、吸収された集団に合わせる他、
 その場で浮かない手は思い浮かばず、

 教科書を取り出すが、それから先へ進めない。
 開けない教科書を古い机の隅に置いた。 

 騒がしい音が、友達の大きな声が、高笑いが、
 あたしの耳の中で篭った音となって、
 まるでエコーのように響いて聞こえて、

 不満を周りに悟られぬよう、
 あたしはただ笑っているしかなかった。


 ただ、この耐えなければならない日々は
 …そう、2ヶ月も続かなかったが。

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